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今日からから使えるうんちの話

普段、読者の皆様が汚らわしいものとして片隅におく「糞」というのは

行動の大きな動機になったり、畏敬の対象となったり、命すら奪う

恐ろしく底の知れないヤツであることをご存知ですか?

今回は5秒後から雑談に使える鉄板糞ネタを5つ、お教えします...

 

明治天皇の糞を祀る

国学者の是枝生胤は優れた和歌を詠む人物だったが、チョー変人として有名で、

明治維新直後、天皇陛下が威光を示すために全国をまわっている時、知り合いの役人を通じて

・陛下が使った箸とお椀

・陛下が尻に敷かれた敷き物

・陛下が食われたスイカの種

・陛下が吸われたキセルのカス

・陛下が使われた小便ツボ

陛下の御糞

の7つを頂きたいとしてお願いするよう言った。

 

生胤と知り合いの役人も流石にマズイと却下したが

これが彼の心に火をつけたのか、

天皇の泊まった宿に狙いを定め、7/2、

天皇が宿を出た直後にまだ開門していた大手門を突破し便所に一直線!

まだ残っていたホヤホヤ(?)な天皇の糞を見るやいなや紙で掴み取って3重の箱に丁重に入れ持ち帰った。

天皇が泊まった宿は数日間一般公開されていたからこのような暴挙ができたのである。

 

生胤は御糞を持ち帰ると沐浴をした後、神棚に飾った。

御糞を小さく丸めてお守りとして知人に配布したりしたそうだが

例え「現つ御神」と崇拝される天皇のモノでも、糞は糞であるからやはり臭くなる

そのため庭に塚を作り、そこに埋めて祀ったという。

 

戦前の天皇が崇められていた中央集権国家の時代は、天皇が通った道の石を拾って崇拝

したりしたそうなのでそれの上位互換と言えるのが件のの例だろう。 

 

 

美空ひばりは専用トイレを作らせた「アイドルはうんちをしない?!」

1960年代くらいの芸能人は隔世の存在で、今より生活感がなかった。

美空ひばりも「アイドルはトイレをしない」といったイメージを守るため、

地方の映画館で巡業をする時は、壁をブチ抜いて楽屋を作らせ、

その隣に彼女と彼女の母専用のトイレを設置した

楽屋がある場合でも、トイレまでの道に天幕を張らせて徹底防御を行った

 

余談。

巡業先では壁をブチ抜けばトイレを作れるが、山の中での撮影ではそうもいかない。

女優が便意を催すとスタッフがレフ板で周りを囲んでその中で用をたすらしい

「永遠の処女」と言われ現在まで清楚を突き通した、女優・原節子を

レフ板で囲んでいた助監督は、

「原節子のオシッコ音を聞いたら、センカンたる渓流のせせらぎの音がした」

と述べている。オシッコ音も興奮の要素とさせるそのスター性、なんたることや。。

 

オリンピックで浣腸水泳

1976年のモントリオールオリンピック、

西ドイツの水泳選手団のお腹は膨れ上がっていた。

それもそのはず。なんと、選手の3分の2に「空気浣腸」を施したのである!

それはお尻から注射器で1400ccの空気を注入するというもの。スポーツ学者からも問題ナシとお墨付きをもらって実施された。

実際に予選で西ドイツ選手団のタイムは上がって効果はあったようだが、

お腹が膨れてみっともないため決勝では使わないことを表明。

 

当時は冷戦の最中でオリンピックも国家の重大な事業であり

ドーピングに引っかからないように創意工夫が凝らされた結果だった。

 

 

他にも尻から酒入れると口からよりも酔いが早くまわる、という理由で

貴重なアルコールを尻で飲む民族があるらしく意外と侮れない。

しかし、ふざけて空気浣腸をし腸が破裂し死亡する痛ましい事件も起こっているので、我々素人がいたずらに尻からものを入れないようにして頂きたい。

 

日中戦争は野糞で始まった

少し有名な話ではあるが、日中戦争はある一般兵の野糞で始まった

1937年7/7夜、日本軍は盧溝橋の近くに駐屯していたが、中国軍方に発砲音が聞こえた。

すぐさま集合をかけたが軍兵1人が足りない。

中国軍に捕虜にされたと思い攻勢をかけ軍事衝突が起こった。

しかし、その兵士は20分後にあえなく帰ってきた。「野糞をしていた」という。

がしかし!もう後には引けず、これをきっかけに軍事衝突が激化した。

 

しかも戦況の悪化と共に駐屯地の周りは兵士の糞があふれ衛生環境は悪化、

感染病にかかる兵も増えてしまった。

 

結果として1つの糞が数百万の命を左右したことになる。

 

線路に小便して死亡

アメリカはニューヨークでの事故。

NYの地下鉄に住んでいる浮浪者が線路に放尿をした所、電車が迫っていたために線路に

は電気が通じていて、尿を通じて感電死してしまった。想像するだけで痛ましい事件だ

が、残念ながら同様の事故は他にも起こっている。

2014年にはスペインのリゾート地・マヨルカ島で立ち小便をしていた青年が剥き出しの

配線に尿を引っ掛け感電死した。この事故を受け島の村長が事情聴取まで受けている。

時代は遡り1977年には営団地下鉄(今の東京メトロ)の車掌が乗務中に外へ放尿しよう

として走行中の電車に振り落とされて転落死した。

糞尿は人の人生を狂わせる恐ろしい代物でもあるのだ。

 

 

 

<参考文献>

・糞尿大全(著・柳内伸作 発行・(株)データハウス)

・薩摩秘話(著・五代夏夫)

・野糞で始まった日中戦争!

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